安全への取り組み
FIACは、これまで国管理空港として培われた安全に関する取り組みを確実に承継するとともに、福岡空港の運営権者として、安全に関する方針を表明し、管理体制を構築し、様々な活動を実施することで、更なる安全水準の向上に取り組んでいます。
安全・保安方針
「私たちは安全を最優先し、お客さまが安心して利用できる空港を目指します」
- 法令・規程を遵守し、確実な業務遂行を徹底します。
- 一人ひとりの気づき・発信を大切にし、安全・保安情報を積極的かつ適切に共有・活用します。
- 継続的な教育訓練や業務で得た知識・スキルを活かし、安全・保安意識の高揚を図ります。
- 常に万全の備えをするとともに、事案発生時には迅速かつ適切に対処します。
安全管理体制
安全管理委員会
福岡空港における安全について、FIAC社内の役員で構成(安全管理組織)する安全管理委員会を設置し、安全管理活動が適切、妥当、有効であるかなどを協議しています。
福岡空港安全委員会
福岡空港における安全について、航空会社やグランドハンドリング会社などの関係者が一体となり、福岡空港内の安全に関する情報の共有化を図るため、福岡空港安全委員会を設置し、空港の安全管理の向上に取り組んでいます。
安全管理活動
滑走路などの点検
空港の運用開始前などに航空機の走行に支障となる舗装面のひび割れや落下物などの有無、飛行場標識や灯火の破損の有無についてパトロールを実施し、事故の未然防止、再発防止に努めています。
航空機が安全に離発着できるよう滑走路、誘導路、エプロン、灯火などの空港施設を定期的に点検し、異常箇所の補修を行っています。
ターミナル施設の維持管理
福岡空港をご利用される皆様が安全で快適なターミナルビルにてお過ごしいただけるよう日々、設備の点検・保守を行っています。
空港内で作業する車両の事故防止
空港内で作業する各種車両の事故防止のため、安全パトロールや安全運転キャンペーンなどを実施するとともに、空港内関係者と各種情報を共有することにより、事故の未然防止、再発防止に努めています。
鳥獣対策
航空機との衝突などによる事故を防止するため、バードパトロールなどにより有害鳥類の防除を行っています。
ドローンへの対応
福岡空港でのドローン飛行禁止を周知するとともに、航空機の運航に影響を及ぼす可能性のあるドローンについて、監視及び関係機関との連携による対応を行っています。
※福岡空港内及び周辺でのドローンの飛行は法律で禁止されています。
ターミナルビル内のパトロール
ターミナルビル内の安全や保安上注意が必要な個所の点検のため、定期的にFIACや警察、航空会社などの関係者による合同パトロールを実施しています。
消火救難
航空機事故などの一刻を争う緊急事態への対応を万全とするため、消防車などの整備点検や夜間走行訓練、航空機事故を想定した消火訓練、乗員・乗客の救出を想定した訓練を定期的に行っています。
大規模災害対応訓練
大規模自然災害時における館内滞留者を想定したBCP訓練などを実施しています。(館内滞留者への情報提供、毛布・食料品などの配布、携帯電話充電スポット設置など)